活動・取り組み

Activities / initiatives

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2018
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2017
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総合管理学部の山田雄斗さん(飯村研究室所属)が、経産省「地方版未踏AKATSUKIプロジェクト」の「熊本版未踏的プロジェクトIPPO」に採択されました

この度、経済産業省 未踏的な地方の若手人材発掘育成支援事業費補助金「新たな価値を創造する人材を育む AKATSUKIプロジェクト」採択事業である「熊本版未踏的プロジェクトIPPO(一歩)」に、飯村研究室に所属する山田雄斗くんが採択されました。

採択コースプロダクト支援コース
採択プロジェクト知的障害と肢体不自由を併せ有する重度重複障害児のコミュニケーション支援を指向したアプリケーション「iChase」の開発
採択者(所属)山田 雄斗(熊本県立大学 総合管理学部 飯村研究室)

AKATSUKIプロジェクトは、全国各地の補助事業者が人材発掘・育成プログラムを様々なエリアで展開し、IT分野を中心に優れたアイデアや技術を持つ地方の若い人材を発掘・育成するためのプロジェクトです。

熊本版未踏的プロジェクトIPPO(一歩)は、県出身の未踏修了生や経験豊富なプロジェクトマネージャーが未踏事業(※)本体に採択されるような熊本発の人材を発掘・育成するためのプロジェクトです。IT・デジタル系、テック系、アプリ開発などの試作開発を伴い、社会課題に向けたアイデアを持つ県内若手クリエータのチャレンジを支援するものです。

(※)首都圏を中心に実績のある未踏事業は、ITを駆使して様々な事業を展開できる優秀な人材を発掘・育成することを目的とした日本のプロジェクトです。

重度重複障害児は、身体上の制限により、意思を表出することが困難です。そこで近年では、重度重複障害児の意思表出手段として、視線入力装置が注目されています。しかし、既存の視線入力装置はその使用に専門的な知識が必要であることが課題です。そこで、飯村研究室では、視線入力装置のユーザビリティ向上を目的としたアプリケーション「iChase」を研究開発しました。現在iChaseはすでにApp Storeにリリースされており、教育現場でも実験的に利用されています。その中で、実際の療育現場から、注視の発達段階に応じた適切な視線入力のトレーニングを実装して欲しい、タブレット端末(iPad)の設置方法をより分かりやすくして欲しいという声があり、療育現場でより有効に活用いただくための改善点が明確となりました。そこで、本プロジェクトでは、注視の発達段階に応じた適切なトレーニングを実装するとともに、タブレット端末の設置を容易にする機能を研究開発します。そして、実際の教育現場でiChaseを活用することで、iChaseが児童生徒にとって、新たな意思表出手段となることを目指します。