活動・取り組み

Activities / initiatives

研究室から、愛を込めて!
地域のために、全⼒で取り組みます。

2018
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2017
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認知症サポーター養成講座を開催しました!

目的

認知症についての理解を深め、認知症サポーターとして私たちができることを考える。

活動内容

2024年11月13日、くまもと成仁病院の村上充さまにお越しいただき、総合管理学部西森ゼミ・松本ゼミ2年生を対象とした認知症サポーター養成講座を行いました。その際、西森ゼミ高齢医療PJの3、4年生は司会やファシリテーターとして参加しました。

講座内容は、実際に認知症になった方のお話を聞いたり、認知症との関わり方や声掛けについて学び、その後グループワークで話し合いを行いました。
講座を通じて、認知症について理解を深めることができただけでなく、どのような対応をとるべきかについて一人一人が考えることができ、とても充実した時間を過ごすことができたと思います。
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受講した学生たちからは、以下のような感想が寄せられました。
・認知症の人からできることを奪わないという言葉が心に残りました。この講義を受ける前までは、認知症の人というのは介護が必要な存在で何から何まで世話をしないといけないという意識がありました。しかし、今回の講義で、最初からなんでも助けてしまうとできることも出来なくなってしまうということを学びました。
・今回の講義を受け、1番悩みを抱えているのは認知症を患っている当事者の方なので、なにかを伝えようとする際には、説得しようとするのではなく、受け入れて落ち着いて話を聞くことが大切なのだと思いました。3つのないを意識して関わることを意識しようと考えるようになりました。相手の目線になって考えて相手のことを知ろうとすることを常に頭に入れて生活していこうと思いました。
・この前のVR体験と同様に、認知症の人達との関わり方をまた学べたと思う。最後の動画が銀のさらのCMだったことはとても驚いたが、家族が認知症になった時、誰にでも起こり得る状況だったため、感動したのと共に、私も思いやりを持てるようになろうと思った。ちゃんと実際に認知症の方と対面した際に失礼な態度をとってしまわないように、普段から考えておこうと思う。
・私は、認知症に対して物忘れや自分で何もできなくなってしまうといったようなイメージを持っていました。しかし、認知症であってもできることは多くあり、こちらが全てをカバーするのではなく、懸命に頑張る認知症の方を待つことも大切であると、この講義を通して感じました。
・今回の講座では、以前のVRを使った講義で得た知識をより確かなものに出来たと感じます。私にとっては2回目の認知症サポーター養成講座でしたが、1回目に受けたとき小学生だったこともあり、サポートの重要性をさらに感じ、知識を深める機会になりました。
・認知症の方と向き合うために重要な、自尊心を傷つけない、驚かせない、急がせない、という基本姿勢を普段から意識し、認知症サポーターとして学んだことを周りの人に伝えるなどできることをしていきたいです。
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本学は「地域に生き、世界へ伸びる」を理念としておりますが、地域に生きる私たちは(学生も含め)すでに認知症サポートのプレイヤーです。わが国の今後のさらなる高齢化にくわえ、2025年には高齢者の5人に1人が認知症になるとも言われるなか、認知症の方々とともに地域に生きる私たちが、日ごろから(力まず)自然にできるサポートについて学ぶことができた講義でした。

本学では、いずれ世界にも伸びていく学生が育つために、こうした講座などのご協力をいただきながら、実社会や地域における生活と大学における学びの接点を意識した講義を行っています。
(作成 西森ゼミ7年 西森利樹)