平成31年（2019）年度に，天草市立天草アーカイブズと協働し，本学の地域貢献研究事業を利用して，同館が所蔵する多数の公文書を使って研究を実施しました。天草アーカイブズは，天草市の行政文書や行政刊行物などを収集，整理，保存し，広く市民と行政の利用に役立てることを目的としています。したがって，天草市立天草アーカイブズには，大変貴重な公文書が多数所蔵されています。これらの公文書は，天草市（もちろん，合併前の２市８町も含めて）の歴史を紐解く際には，重要な情報を数多く提供してくれます。

４年生として当研究室に所属していた川嶋梨月さんが，天草市立天草アーカイブズの公文書を沢山閲覧して，旧牛深市の中心部はかつて金比羅山という小高い山だったこと，この山を切り取って土地区画整理を行った結果が現在の中心市街地であること，そして，どのように山が街に変わっていったのか，を詳しく調べてくれました。

写真は，平成31年（2019）年３月３日に日本文理大学（大分市）で開催された日本建築学会九州支部研究発表会で，卒業研究として取り組んだ川嶋梨月さんが発表した際のスライドの一部です。

詳細な研究報告は，こちらから閲覧できます（2.1MBのpdfファイルでの提供）。