「若者版ゲートキーパー研修:あいプロジェクト」の講師を担当しました。
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目的
『ゲートキーパー』の役割について多くの学生に知ってもらう。
活動内容
2025年9月8日、熊本県立第一高等学校にて、生徒保健委員および希望した生徒約40名を対象に、「若者版ゲートキーパー研修:あいプロジェクト」を実施しました。
参加した生徒たちは、自殺の現状やその背景について真剣に向き合い、研修後には、「学んだことを今後の生活で活かしたい」といった前向きな感想が多く寄せられました。
今年度、松本ゼミ3年生は、「若者版ゲートキーパー研修:あいプロジェクト」の講師として活動を行っています。
「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応を行うことができる人のことです。私たち松本ゼミでは、中高校生に向けた若者版の研修資料を作成し、依頼をいただいた学校で、自殺の現状やゲートキーパーの役割についての研修を行っています。今年度は、4校(高校3校、短期大学1校)で研修を行いました。
2025年9月8日には、熊本県立第一高等学校にて、生徒保健委員と希望した生徒約40名を対象に研修を行いました。研修では、講師の学生と高校の先生が生徒役になり、「TALKの原則」を用いた実演も取り入れました。生徒たちには、悩みを抱える友人への接し方について自分なりに考えてもらい、日常生活の中でも活用できる具体的な方法やアドバイスなどを伝えることができました。
研修後のアンケートでは、「ゲートキーパーという言葉すら知らなかったが、自分の小さな行動が周りの人を助けられることに気付いた」、「相談される側になったら、ただ話を聞くだけでなく、相手に寄り添った声かけや話の聞き方に注意してゲートキーパーを目指していきたい」といった感想が寄せられました。研修を通して私たちが一番伝えたかった「小さな一歩に大きな意味がある」というメッセージが、生徒一人ひとりに届いたのではないかと感じています。この活動が、研修を受けた生徒たちの心に少しでも残り、今後の行動や気づきにつながっていけば、とても嬉しく思います。
本活動にお力添えいただいた、熊本県精神保健福祉センターの職員の皆様に感謝申し上げます。
(作成者 総合管理学部 松本ゼミ3年 吉田凛・濵田愛優)

