活動・取り組み

Activities / initiatives

研究室から、愛を込めて!
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2018
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2017
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「くまもとハートウィークイベント」に参加しました。~ハートで答える!共感クイズ~

目的

イベントにて、障がいのある方の気持ちや立場、状況に関するクイズを行い、障がいのある方の気持ちを理解するとともに、自分が障がいのある方に出会ったときに、どう行動したらよいのか考えるきっかけにしてもらう。

活動内容

令和7年12月7日、下通アーケード2番街にて、障がいへの理解促進や障がい者の社会参加の促進を目的に、「くまもとハートウィークイベント」が開催されました。松本ゼミからは、2つのブースを出展し、私たちは「ハートで答える!共感クイズ」を担当しました。当日は、年齢や性別、障がいの有無など関係なく、様々な方に参加していただき、障がいを理由に制限されることのない社会の実現のために、私たちに何ができるのかを考える良い機会となりました。

令和7年12月7日、私たち松本ゼミ3年生は、「くまもとハートウィークイベント」にて「ハートで答える!共感クイズ」を実施しました。本企画は、障がいに関するクイズを通じて、多様な角度から障がいについて考えるきっかけを提供することを目的にしたものです。当日は、80名を超える方々に参加していただき、大変盛況のうちに終えることができました。

 この企画は、令和7年6月から始動し、約半年間多くの方に協力していただきながら、チーム内でも試行錯誤を重ね、準備を進めてきました。ゼミでの障がい者研修で得た知識を基盤として調べ学習を行い、さらに視覚・身体・聴覚に障がいのある方に直接お話を伺う貴重な機会も頂きました。こうした学びを積み重ねることで、クイズの内容や問題の質をより高めることができたと思います。また、クイズを解いて終わりではなく、参加者がご自宅に戻られた後も振り返りができるよう、解答や解説を詳しく掲載したパンフレットの作成も行いました。

 イベント当日は肌寒い気候でしたが、小さなお子様から高齢者の方までたくさんの方が私たちの声掛けに応じてくださいました。活動中は、作成した問題に真剣に取り組む姿や、企画に対する温かい言葉をいただく場面が多くありました。また、「今度自分から声をかけてみたい」「障がいのある方の様子に合わせた手助けをしたい」という感想も頂くことができ、半年間の試行錯誤や準備が実を結んだことを実感しました。

 私たちはこの企画を通して、障がいや障がいのある方への偏見を少しでも解消し、誰もが過ごしやすい街づくりのあり方を考えていただくことを目指しています。たとえ視覚や身体、聴覚に障がいがあっても、環境の工夫などで多くのことが可能になります。一人ひとりがこうした事実を理解し、相互の違いを受け入れ、互いに歩み寄る姿勢を持つことが、誰もが自分らしく生活できる社会を実現する第一歩になると考えています。また、障がいのある方が日常生活の中で直面している困りごとや不便さを知ることは、支援する側が「声をかける」ことへの心理的ハードルを下げ、自然なコミュニケーションやサポートのきっかけを生み出すことにもつながります。今回の取り組みが、参加された方々にとって新しい視点や気づきを得る契機となり、今後のよりよい地域づくりに少しでも貢献することができたら幸いです。

この企画の立案および実施にあたり、ご指導・ご協力いただきました熊本県障がい支援課の担当者の方をはじめ、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。

(総合管理学部 松本ゼミ3年 山下菜々美 齊野里桜 大久保里紗 奥田彩花 木下莉緒 )