食育の日の地域研修【人吉球磨地方】に行きました!
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目的
地域研修を通して県内の食材を学び、食育の日のメニュー開発に活かす
活動内容
たべラボメンバーが地域研修を通して県内食材を学ぶ
たべラボ(table laboratory:食卓研究会)は、熊本県内の様々な地域の食の魅力探し、学食でのメニュー開発などを行い、自らの食生活・生活習慣のスキルアップと、学内外への食育を実施する学生グループです。
12月16日(木)に、たべラボメンバーの有志6名+食育推進室の教職員2名とKUMAJECTツアーメンバー3名で人吉球磨地方へ地域研修に行ってきました!
今回は、来月の1月食育の日と来年度の食育の日の視察でした。
一番の目的は、人吉市にあるひまわり亭に伺い、代表の本田 節(ほんだ せつ)氏に食育の日で提供する郷土料理を習うことでした!
まず最初に、本田氏に「人吉球磨の食文化~次世代に伝えたい郷土料理~」というテーマでお話してもらいました。
郷土の食文化、行事食にはそれぞれ意味があること、そしてそれを次世代へ繋げることの大切さを学びました。また、大切な人と心地よく生き、持続可能な暮らしを紡いでいくことの幸せ、その基本は「食」にあることも教えていただきました。
球磨川沿いに建つ「ひまわり亭」は、昨年7月の豪雨で2メートルの高さまで浸水し、1階建ての店は、食堂も厨房も水に浸かりました。しかし、被災から4日後、本田氏は炊き出しを始めたそうです。水害を経験したからこその実感のこもったお話は、胸を打たれるものがありました。
そして「食」は地域づくりや防災など、全てのものと繋がっていることも再認識し、今回このような学びの機会を得ることができて幸せだと感じました。
郷土料理は、デモンストレーション形式で習いました。実際に「がねあげ(さつまいもや人参の千切りににらや生姜を加えて揚げたもの)」を作っていただきました。
学生達も真剣に見ていました。
また、人吉球磨地方の特産品である「きくらげ」や「干したけのこ」も実際に見せてもらい、それらを使用した山菜おこわも作っていただきました。
昼食は、がねあげや山菜おこわの他に、だし巻き卵や唐揚げ、ごぼうのきんぴら、塩サバのミルク煮、そして郷土料理のつぼん汁などがあり、どのお料理もとてもおいしくいただきました。ひとつひとつのお料理から丁寧に愛情込めて作ってくださったことが感じられ、心まで温かくなりました。
学生からのインタビューにも答えてくださいました。来月1月18・19日の食育の日でどのように使われるかはどうぞお楽しみに!
最後に集合写真を。
このように地域と密接に関わりながら熱い思いを持って活動されている方のお話を伺うことができ、学生にとっても生きた学びの場となったのではないでしょうか。
今回学んだことは、今後の食育の日に活かすのはもちろん、これから私たちが生きていく上でも忘れずに大切にしていきたいと思います。