「令和4年度地域課題解決のための政策アイデアコンテスト」で県大生が熊本経済同友会賞と大学コンソーシアム熊本賞を受賞しました。
- コンサルティング
- まちづくり
- 課題調査
- 地域
目的
大学生の地域課題の把握、政策立案能力の習得・向上を図り、優れたアイデアを発表・表彰する。
活動内容
地域課題解決のための政策アイデアを考えるため、大学生による個人又はグループで実施。
熊本”県”と”市”どちらか選択したそれぞれの地域課題解決への内容を自ら考え、調査し、更に分析を行い、最終的に大人へプレゼンを行った。
令和4年11月19日(土)に熊本大学黒髪キャンパスにおいて、一般社団法人大学コンソーシアム熊本が主催する「令和4年度地域課題解決のための政策アイデアコンテスト」が開催され、県内の大学、高等専門学校の学生が、政策アイデアを競い合いました。
本学からは、熊本県の課題に2チーム、熊本市の課題に3チームと個人が参加し、審査の結果、熊本県の課題にエントリーしたチーム名「演習室3」(総合管理学部)が熊本経済同友会賞を、チーム名「チーム白くま」(総合管理学部)が、大学コンソーシアム熊本賞を受賞しました。
「演習室3」は、企業誘致を利用した『持続可能な村づくり~球磨村の人口と所得を高める地域づくり~』というタイトルで球磨村の人口減少(特に若者)と所得水準の低さに着目し、IT系企業誘致 × デジタル人材育成を提案。
球磨村のように土地が少なくても操業可能なIT系企業を誘致することに加え、そこで働くためのデジタルスキルを住民が習得する機会を提供するというもの。
本提案は、球磨村の現状と原因分析をしっかり行っており、他の市町村の先行事例の調査、熊本県・球磨村の実施する補助金などの参考事例を掛け合わせた内容となっており、独創性の評価につながりました。
(熊本経済同友会賞)
【熊本県立大学 演習3】
*メンバー* 坂本 新吾、小塚 孝太郎、下城 美結、平山 万由香
*タイトル* 企業誘致を利用した持続可能な村づくり~球磨村の人口と所得を高める地域づくり~
「チーム白くま」は、『くまLOVE~シビックプライド醸成計画』というタイトルで、球磨村人口の社会減・自然減問題の解決を雇用機会の確保やインフラの整備ではなく、シビックプライド(地域に対する住民の誇り)を醸成することで解決するという提案。
小中一貫の義務教育学校での総合的な探求の時間を利用した教育プログラムを実践することで、若者の地域活力・課題解決力の高まりや郷土愛の醸成から地元就職者の増加を期待するもの。
本提案は、「県民総幸福量」の構成要素の1つである誇りに着目する内容であり、費用面からも実現・持続可能性が高いという評価に繋がりました。
(大学コンソーシアム熊本賞)
【熊本県立大学 チーム白くま】
*メンバー* 水本 大智、井上 舞乃、梶原 悠愛、鶴田 大陽、山本 陽葉
*タイトル* くまLOVE~シビックプライド醸成計画~
今回、惜しくも入賞を逃した県大生も、熱心に調査、研究、分析を行い、素晴らしい政策アイデアを提案してくれました。
地域課題解決のための政策アイデアをコンテストには、これからの熊本を担い、未来を創造する、若者の頼もしい姿がありました。