「徳冨蘆花サミット ~もっと知ろう 徳冨蘆花~」を開催しました
- 無料
- 対面式
- 文化・文学
11月20日(日)午後1時から2時間、本学大ホールで文学部主催、地域研究・連携センター共催による「徳冨蘆花サミット ~もっと知ろう 徳冨蘆花~」を実施しました。学生を含め110名を超えるご応募をいただき、晴天の中、多くのご来場をいただきました。
半藤英明教授の司会により、米岡ジュリ熊本学園大学教授、平石岳皇學館大学助教、藤川博昭後藤是山記念館館長、冨士一馬ミネルヴァ書房編集者、本学の羽鳥隆英准教授の5名が明治の文豪・徳冨蘆花の魅力や文学について語り合いました。末っ子蘆花の人間性に興味深い点があること、作品に自然への賛美と時代をうまく切り取る感性が見られること、平和へのメッセージを多く発した点は現代のジョン・レノンに通じるところがあることなど、発想豊かな議論を展開しました。
最後に半藤教授は「蘆花は突出した個性を持つ異能の持ち主で、現代に求められる資質がある。ただし、異能はそれを受け止め、育む社会があってこそ活かされる。そんな社会にしなければならない」と総括しました。