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特別講座「防災ゲーム『クロスロード』体験~共感・共有のファシリテーションツールを体験しよう~」

令和元年(2019年)11月30日(土)、本学CPDセンターにおいて、特別講座「防災ゲーム『クロスロード』体験~共感・共有のファシリテーションツールを体験しよう~」を実施しました。防災ゲーム「クロスロード」とは、阪神・淡路大震災の体験を元に作られたカードゲーム形式の防災教材です。本年も、神戸クロスロード研究会理事・西修(にしおさむ)氏を講師に迎え、小学6年生から85歳の高齢者まで、様々な世代や職種の方々が参加して、和やかな雰囲気で行われました。

午前中は、自己紹介・アイスブレーク、クロスロードの意義についてレクチャーの後に、参加者全員で防災ゲーム「クロスロード」を体験しました。災害時に誰もが体験するジレンマ(「困った」「迷った」)をシンプルな質問にして、質問を聞いてイエスかノーで答えて、点数代わりの座布団の獲得をゲーム感覚で競いながら、その答えを選んだ理由をお互いに聞きあうことで、多様な視点や価値観に出会うことができます。

午後からは、災害だけではなく、家庭・日常生活・仕事・地域づくり・ボランティアなどさまざまな場面で遭遇するジレンマ(「困った」「迷った」)を題材としたクロスロードを、進行役を決めてグループごとに体験し、クロスロードの弱み・強みについて意見を出し合い、議論しました。そして、自分の体験の中から「困った・迷った」を出し合うグループワークを行い、その体験を伝える問題作りに挑戦して、作った問題についてみんなでクロスロードを試行しました。

楽しい雰囲気の中、難しい問題(様々なジレンマ)について気軽に互いに意見を出し合い、防災ゲーム「クロスロード」はあっという間に終了しました。本学が積極的に進める防災・減災教育の観点から、非常に有意義な機会であったと言えます。また、多様な価値観・意見を理解し、さらにファシリテーションスキルを身につけることができたと思います。

このような取組みは今後も継続していくので、皆さんも、この防災ゲーム「クロスロード」を一緒に体験しましょう!