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自治体職員&まちづくり関係者向け講座「空き家問題とは何か?」

平成31年度(2019年度)CPDプログラムとして、令和元年(2019年)7月15日(月)に「空き家問題とは何か?~大学と取り組む空き家対策~」を開催しました。

 

午前中は「空き家対策について~空き家問題とは何か?その制度・実務と課題~」と題して、総合管理学部上拂 耕生教授からレクチャーがありました。まず、地域にとって迷惑な管理されていない空き家が増加するといった空き家問題の実態と原因について解説がありました。続いて、空き家対策法等の目的や仕組みなど現行法制度の概要と課題の説明、県内外の市町村条例の紹介があり、空き家は除却するより活用することが望ましく、そのためには所有者の状況と地域の特性に応じて、まちづくり全体の中で対処していくべきとの話がありました。

 

午後は、環境共生学部佐藤哲准教授から、学生と一緒に取り組んできた調査・研究の事例紹介等がありました。五木村や山都町、宇城市、福岡県大牟田市での、空き家実態調査の手法、空き家バンク、いえの手帳作成、空き家解体イベント、空き家改修プロジェクトなど様々な取り組みについての説明がありました。

 

また、学生により企画されたグループワークでは、空き家のセールスポイント作成に、受講者が熱心に取り組んでいました。

 

受講者アンケートで「開催を検討している空き家の利活用現場でのワークショップ」への参加を尋ねたところ、ほぼ全員が希望すると回答するなど、空き家対策への関心の高さがうかがえました。