活動・取り組み

Activities / initiatives

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熊本県ハートフルサポーター育成研修を受講しました

目的

ふくしの心(支え合いの心、思いやりの心)や視点を持った行動について学ぶ

活動内容

2023年11月22日、本学総合管理学部松本ゼミ・西森ゼミの2年生が熊本県が実施するハートフルサポーター育成研修を受講しました。

当日は、熊本県介護福祉士会理事・合同会社バランスライフ代表の吉見功介先生から介護や介護福祉士に関してご講義をいただき、実技研修として、高齢者疑似体験をしました。
参加した学生たちからは、以下のような感想が寄せられました。


・初めて麻痺を患っている患者と同じような体験をすることができ、とても良い経験になりました。階段の上り下りはとても大変で、患側と健側の順番も違い一苦労でした。介助役がいないと行動するのが怖く、1人では歩けないと感じました。今回体験したことを忘れずに、適切な介助をしたいと思います。


・実際に高齢者体験セットを着用してみると視界も悪く、思うように体が動かせなくて困ることが多かったです。「もっとこういう所に注意して欲しい!」と介護者に思うような点が多々あって、自分で体験することで実感する点が多くありました。また、介護者側についた時、体を支えることで精一杯でしたが、実際はもっと声掛けをして、相手を安心させることが第一に優先だと両方の立場を体験して実感しました。今後、親であったり親戚もしくわ自分がそのような立場になった場合のために今回の体験はとても貴重だと思いました。


・今回の研修を受講し、改めて介護において人間の自然な動作で介護をすることが大切だと感じました。普段介護をする際に、自分がきつい体勢だったり、しにくさや重さだったりを感じている時は決まって利用者さんもきついと感じているよと言われることがあります。それを聞いて正しい形で介助するように心がけていましたが、それがなぜかはよく分かっていませんでした。しかし、立つ動作の説明を今回受け、こっちが無理やり引っ張って立たせるのではなく、人間が自然に立つ時の頭の動きになるように介助していたのを見て、こういうことかと実感することが出来ました。利用者さんの立場に立って初めてわかることがたくさんあったので、その視点に立つことはとても貴重な経験でした。


・高齢者側を体験した際に感じたことは、前がとても見づらいこと、自分が思った通りに進めないのが大変だということです。 介助者側を体験した際は、階段や段差等、高齢者にとって特に危険な場所を通る場合に、いつでも助けられる位置に立っているつもりではいましたが、万が一ほんとに転倒しようとされた方を受け止められるか不安になりました。 高齢者側と介助者側の連携が大切なのだと思います。 今回学んだことをこれからの生活の中で活かしていきたいです。

今回の研修を通じ、体験において肌感覚として受け止めたことが言葉や概念へと繋がっていくような貴重な学びをいただくことができました。今回の研修実施へご協力をくださった、吉見様をはじめ、コーディネートをしてくださった熊本県健康福祉部健康福祉政策課地域支え合い支援室地域福祉班の皆様には、こころより御礼申し上げます。
本学では、こうした講座などのご協力をいただきながら、実社会や地域における生活と大学における学びの接点を意識した講義を行っています。