活動・取り組み

Activities / initiatives

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2018
© puk-loveratory
2017
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盲導犬すごろくを制作しました。

目的

松本ゼミ3年生が小学3.4年生向けの盲導犬を題材としたすごろくを制作しました。

活動内容

盲導犬すごろくが多くの方の目に留まることや児童の皆さんがすごろくから得た知識を周りの人たちに教えてくれることで、盲導犬に対する正しい理解が社会に広まることを期待しています。そして、盲導犬が社会でさらに一般的な存在になることを願っています。

この盲導犬すごろくは熊本県立大学の<松本千晴准教授の2023年度3年生ゼミ活動>により生まれた著作物です。

本活動は、熊本県内の盲導犬の数がわずか5頭(全国ワースト3位)という少なさに着目し、「盲導犬に対する正しい理解や接し方について知るきっかけを多くの人に提供したい」と考えたことがきっかけです。盲導犬すごろくの制作においては、何事にも好奇心をもってくれる小学生を主な対象とし、以下3点を目的としました。

  1. 盲導犬の一生や盲導犬への正しい接し方など、盲導犬について知ってほしい知識を提供する。
  2. 盲導犬に関するボランティア(パピーウォーカー、繁殖犬・キャリアチェンジ・引退犬各ボランティア)について知ってもらう。
  3. 盲導犬ユーザーが普段どのような手助けを必要としているのかといった、盲導犬ユーザーへの理解を深めてもらう。

制作過程では、盲導犬に関して調べたことを学生間で発表したり、盲導犬ユーザーの方のお話を聞いたりしました。

それらを踏まえた上で、盲導犬の生誕をスタート、引退をゴールとする時系列にし、小学生にも分かりやすいものとなるように、言葉の言い回しやデザインを工夫しました。そして、九州盲導犬協会の職員の方にご助言をいただきながら、盲導犬やユーザーのことを正確に伝えられるよう内容を洗練させました。

試作品の段階では、嘉島西小学校学童保育おおくすクラブに伺い、児童たちに実際に遊んでもらい、児童の生の声を聞き、改善に繋げました。 

完成品は、ゼミ生の出身小学校12校および放課後児童クラブ2か所、九州盲導犬協会に寄贈しました。実際に、使用してくださった小学校の児童たちから、「盲導犬が目の見えない人を助けることが分かった」「盲導犬が10歳で引退する事を初めて知った」「将来目が見えなくなったら頼りたい」などの感想をいただき、当初の目的を十分に達成できたと考えています。

盲導犬すごろくが多くの方の目に留まることや児童の皆さんがすごろくから得た知識を周りの人たちに教えてくれることで、盲導犬に対する正しい理解が社会に広まることを期待しています。そして、盲導犬が社会でさらに一般的な存在になることを願っています。 

最後に、本活動にご協力いただいた、盲導犬ユーザーの方、九州盲導犬協会の職員の方、おおくすクラブの職員の方、児童たちに心より感謝申し上げます。

(作成 横手大翔 園田悠晴) 

≪完成品をゼミ生の出身小学校に寄贈した様子は、下記記事をご覧ください≫