令和２年（2020）年度に，天草市立天草アーカイブズと協働し，本学の地域おこしスタートアップ事業を利用して，同館が所蔵する古い観光パンフレットなどを使って研究を実施しました。

天草市の施設が所蔵する観光パンフレットのほか，熊本県立大学の辻原研究室所蔵の観光パンフレットをあわせて，昭和30年代から現在までのおおよそ900種類の観光パンフレットをデジタルデータ化しました。データは，天草市立天草アーカイブズとも共有しています。

収集して整理した天草地域の古い観光パンフレットを用いて，４年生として研究室に所属していた村上紘君が，卒業研究として研究を進めました。昭和30年代から最近までのパンフレットでは，時代によって，紹介される観光名所や土産品・特産品などがどのように変わってきたのかを調査しました。この調査により，天草地域での観光スタイルがどのように変わってきたのかを明らかにすることができました。

写真は，令和３年（2021）年３月７日にオンラインで開催された日本建築学会九州支部研究発表会で，卒業研究として取り組んだ村上紘君が発表した際のスライドの表紙です。

詳細な研究報告は，こちらから閲覧できます（2.1MBのpdfファイルでの提供）。