第3回たべラボランチタイムミーティング(防災パッククッキング講座)を実施しました!
- ワークショップ
- 防災対策
- 食育推進
- 食
目的
学生の食生活・生活習慣のスキルアップを目指す
活動内容
熊本県内の地域の食を楽しみながら経験し、食への関心を高める活動を実施する。
たべラボでは、毎週水曜日に「ランチタイムミーティング」と題してメンバー自身の食生活・生活習慣のスキルアップを行うセミナーを実施しています。内容は、食に関するワークショップや外部講師をお招きしての講話など、熊本県内の地域の食を楽しみながら経験し、食への関心を高めるようなものになっています。
今回は、「防災パッククッキング講座」と題して、県大防災プロジェクトユニット(熊本地震の経験を活かし、地域の防災意識を高める活動を行う学生グループ)と熊本市東区役所保健子ども課のご協力のもと、防災に関する食育の内容をオンラインでリアルタイム配信しました。
ところで、パッククッキングはご存知でしょうか?
耐熱性のポリ袋に食材を入れ、袋のまま鍋で湯せんする調理方法です。普段の食品が使える、加熱に使った水が汚れないので再利用できる、袋に入れたまま食べられるため食器が汚れない、などのメリットがあります。普段からカセットコンロと水、ビニール袋さえ備えておけば作ることができ、非常時の調理法として注目されています。災害時にライフラインが寸断されても、温かいものが食べられるだけで気持ちは落ち着くものです。
今回は食育推進室特任講師の中村先生がパッククッキングで「ツナとなめ茸のおにぎり」と「オムレツ風蒸しパン」をデモンストレーションしました。
たべラボメンバーにも試食してもらいましたよ!
「おにぎりは、芯の硬さがなく、炊飯器で炊いたような感じ。おこわみたいでおいしい!」
「蒸しパンはふわふわして密度もあり、お店に売っている蒸しパンのようだった」という感想をいただきました。
また、防災食の紹介もしました。
次に、熊本市東区役所保健子ども課の管理栄養士、野口様より「食育と防災」についてリモートでお話ししていただきました。
普段からの備えの重要性、備蓄のポイント、日常生活の延長に防災の意識を持つコツなどを教えていただきました。
また、熊本市の防災と食に関する資料もたくさんご提供いただきました。
最後に、人吉・球磨地域でボランティア活動をしている県大防災プロジェクトユニット代表であり、たべラボメンバーでもある豊嶋祥太くんに、一年前に水害があった人吉・球磨地域の当時の状況や復興が進む現状についてお話してもらいました。
ボランティアとして関わったからこそ知った当時の状況や、その場にいた人しかわからないリアルな体験談を聞くことができ、いつどこで起こってもおかしくない災害について改めて考えさせられる時間になりました。
あなたは普段から“もしも”の時の備えをしていますか?頭ではわかっていても実行に移すことはなかなか難しいかもしれません。でも、起こってからでは遅いのです。普段から備えておけば安心感があります。
これを機に、防災・減災、そして私たちができる取り組みのひとつである「食の確保」について考えてもらいたいと思います。