三木順子氏 公開講演会を実施しました。
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2024年10月05日(土)13:30から熊本県立大学大ホールにおいて、三木順子氏 公開講演会「人はなぜ形をつくり、形を味わうのか ―Homo Pictorホモ・ピクトルの美学―」が開催されました。
本年度は、学外よりの15名(高校生5名)を含め、計103名の方々にご参加いただきました。多くの皆様にご参加頂き誠にありがとうございました。
講演の内容に関しては、人間が創り出す造形作品に関して、「普遍性」と「個別性」を挙げ、「普遍性=基本形」「個別性=基本形からの逸脱」と読み解き、現代の私たちがあらゆる分野のもの・ことをこの二者択一で見ていることに警鐘を鳴らし、未来を担う若者たちにはこのような二者択一の視点だけではなく、多角的視点を持つことを示唆され、非常に奥深い含蓄のある問いかけと考え方をご提示いただきました。このような時間を共有できたことは、本学の学生のみならず、あらゆる世代の方々にとって、非常に有意義で参考になる内容だったかと思います。 この講演会を通し、高校生を含む本学学生たちが、哲学や美学での考え方や事象の捉え方を建築に落とし込み、自分自身の感性に根差した考え方やアプローチの仕方など、新たな視点で今後の大学教育における授業(デザイン実習)等に生かしてくれることを期待します。