地域の生物多様性や生態系やその保全・資源活用に関する研究を行っています。
維管束植物を主な研究対象として生態学と植生学という視点から活動しており、植生や植物の分布を規定する要因や外来植物等の侵入が生態系に及ぼす影響等について研究してきました。森林はもちろん、農村景観(いわゆる里山)や草地などの二次的自然、水路やため池などの陸水域も研究フィールドにしており、外来植物や農業雑草、絶滅危惧種、普通種など様々な属性の植物を扱ってきました。最近では、地域が長い年月をかけて育んできた自然に関する知識や文化にも興味があり研究を進めています。 教育・研究を通して、熊本における農林業等の人々の営みと地域の生物多様性が両立する道を探っていければと考えています。